ひらけ!ドスワールド 人生の常備薬ドストエフスキーのススメ
STORY
ドストエフスキー文学の楽しみ方を映画字幕翻訳者がアツく語ります!
中学二年生のときに『罪と罰』に熱狂し、
勢い余ってロシア文学研究者をめざしたものの二十代半ばで挫折。
その後はずっと映画の翻訳を稼業に…
という筆者の長年にわたって溜め続けた「ドス愛」が炸裂!?
著者プロフィール
太田 直子
1955年、広島・鞆の浦生まれ。
天理大学ロシア学科卒。
映画字幕翻訳者。字幕作品『コンタクト』『バイオハザード』シリーズ、
『ドストエフスキー原作 罪と罰』ほか多数。
著書に
『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』
『字幕屋のニホンゴ渡世奮闘記』
『字幕屋に「、」はない』などがある。
目次
●プロローグ ドスという名の毒のススメ
●第一章 どこでもドス
最初にどれを読むべきか読まざるべきか
突然、炎のごとく―個人的なドス体験
波乱瞑想七転八倒―懲りないドスの生涯
●第二章 今そこにあるドス―文庫ガイド
若きドス―二十代の中篇短編: 『貧しき人々』『二重人格』他4編
帰ってきた中年ドス―流刑後の百花繚乱: 『死の家の記録』他4編
いよいよ文豪ドス―四十代後半: 『罪と罰』『白痴』他2編
どうにもとまらないドス―円熟のラスト十年: 『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』他4編
●第三章 ドス雑記帖
●第四章 ドス翻訳をめぐる冒険
字幕屋、ドスに挑む
●第五章 みるみるドスワールド―映像作品ガイド
●エピローグ あとをひくドス